スカパーJSAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:米倉 英一)は、スカパー!契約者のパーソナルデータ流通・活用による情報銀行プラットフォーム(『スカパー!情報銀行』)の実現を目指し、株式会社DataSign(東京都渋谷区、代表取締役:太田 祐一)、株式会社サイバー・コミュニケーションズ(東京都中央区、代表取締役:新澤 明男)、株式会社インテージ(東京都千代田区、代表取締役:檜垣 歩)との共同研究・実証実験を2019年7月より開始します。
スカパーが情報銀行に向けた実証実験
今回実施する『スカパー!情報銀行』の共同研究・実証実験は、スカパー!契約者の一部の方を対象としたモニター参加形式で実施します。データ登録・開示に任意で同意いただいたモニターの方を対象に、開示データに基づき個別推奨されるスカパー!の番組情報やデータ活用企業からの関連商品・サービス情報を提供し、また、スカパー! 視聴料としても還元します。今回の取り組みを通じ、利用できるサービスの拡大によるお客様の満足度向上を目指すと同時に事業性の検証を行い、今後のスカパー!の事業領域の拡充に努めていくとしています。
本共同研究・実証実験は、インテージが保有するモニターのうちスカパー!契約者をモニター対象とします。モニター参加者自身のパーソナルデータを管理・活用できるPDS(パーソナルデータストア)機能を内蔵したDataSign開発の情報銀行サービス「paspit」(パスピット)と連携させることで、データ活用企業との情報連携・流通を管理します。また、CCIがデータを活用する企業のメリットを最大化するように広告運用し、企業はそのデータを基にした生活者理解やOne to Oneマーケティングの高度化によって個々人に最適な情報を提供し、個人が享受できるメリットの見える化・最大化を目指します。
スカパー!情報銀行 共同研究・実証実験の概要
■期間
2019年7月~12月
■参加モニター
スカパー!契約者 2,500 名(予定) ※インテージ社保有のモニターの中から選定
■内容
参加モニターが開示許諾した各種情報(契約/視聴状況・アンケート・他購買履歴等)を基に、スカパー!番組情報や、データ活用企業の広告・サービスを提供する。また、データ開示を頂いた参加モニターにはスカパー!視聴料を還元する。
各社の概要
●スカパーJSAT 株式会社について
放送と通信融合のトップランナーとして、アジア最大の17機の衛星を保有する、衛星多チャンネル放送と衛星通信を提供している国内唯一の事業会社です。加入者数約300万を誇る衛星多チャンネル放送プラットフォーム「スカパー!」を通じて多種多様なエンタテインメントをお届けし、衛星通信サービスにおいては、日本・アジア・オセアニア・ロシア・中東・ハワイ・北米をカバーし、「社会の安心・安全」を支えています。
●株式会社 DataSign について
データ活用の透明性を確保し、生活者個人を起点としたデータ流通を実現することで、生活者も企業も公正に安心してパーソナルデータを活用できる世界を実現するために設立され、法人向けサービスである「DataSign FE」と、生活者向けサービスであるパーソナルデータ管理ツール(PDS内蔵情報銀行サービス)「paspit」を提供しています。
●株式会社サイバー・コミュニケーションズ について
株式会社CARTA HOLDINGS(電通連結子会社)のデジタル広告関連事業者として、デジタルマーケティング全般のサービスを展開、数百の媒体社・広告会社との取引と共に、業界を牽引しています。「革新的で信頼あるインタラクティブコミュニケーションサービスの提供を通じて、より豊かな情報社会の一翼を担う」という理念を掲げ、メディアと共にユーザーへの価値を提供し、最先端のマーケティングサービスを通じて、クライアントとユーザーのコミュニケーションを実現しています。
●株式会社インテージ について
「Create Consumer-centric Values ~ お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、さまざまな業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、共に生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点に立ったマーケティングの実現を支援してまいります。